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  • creedence2

初代黒柴クロの話

長い犬との暮らしの中で、どうしても登場させたいのは、初代黒柴クロとの出合いです。


仕事の帰りがけ、その道の途中にあったペットショップでクロと出会いました。 可愛い子犬たちがきれいなケージの中で展示されているかたわら,隅の方にその犬はつながれていました。歳の頃は・・・?(当時はさほど犬には詳しくなく)子犬ではないのは歴然としていましたが、店主に聞くと「これは売れ残って、もう誕生日も過ぎた。兄ちゃんほしいならやるよ」と言われ連れ帰った犬でした。ただし、もうあまり懐かないかも・・・と言われましたが、一人暮らしが長かった私は新しい家族の登場が嬉しくて、どこに行くのも一緒。一年もしないうちにクロはしっかり私の弟分になり、当時私が好きだった山登りにも連れて行くと、山を自由に駆け回り、犬笛を吹くと疾風のごとく戻ってくるというほど、懐きました。


もう今から40年ほど前の話。 当時はのんびりした時代。犬も近所をうろうろしても何も言われない時代でした。隣のサンダルを咥えてきては怒られ、なのに、「今日はクロは来んやったよ」と寂しがられ、ご飯の時間になると犬笛の合図とともに戻ってくるという、なんとも幸せな生活でした。


ところがこんな幸せも長くは続かず、まだ犬を飼うことに無知だった私は、予防接種などは頭になく、肝炎で悲しい別れが来ることになるのです。 この別れの日。何日も寝たきりだったにもかかわらず、500m程離れた私の工場まで寒い雪の中,よろよろと会いに来るという感動的な逸話が残っています。 (この話は、「答えは風の中」のブログ Vol.045 『クロとの対話』の中に詳しく書いています。ご興味のある方はご一読いただくと嬉しいです)


こうして私の長きに渡る犬との生活がスタートしました。 この後、6匹の犬との出会い、別れ、暮らしがあるのですが、これから追々お話していきたいと思います。

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