ニューヨークのテロからもう半年以上、狂牛病騒動も一段落。しかし相変わらず国内では政治疑惑の花盛り。史上最悪の失業率が続くなか、日本人たちはいまだ深い霧の中をさまよい続けているようです。
しかしアメリカはもう前へ、上へ立ち上がっています。遠い昔、ほろ馬車に揺られ、西へ、西へ、夢を追いかける新天地への旅。流れる血はフロンティアスピリット。ゼロからマイナスでもプラスに変えてしまう。
破壊された貿易センタービルのエリアは緑の豊かな公園として生まれ変わるという話。ニューヨークの人たちは、あの暗い過去を乗り越え、「経済成長」のシンボルだった地に、すくすくと天に向かって伸びる緑の木々を植え、自国を見つめ直す旅に出発しています。
日本の新しい旅、まだですか?
小さい小さい事から考えました。アリさんは人に踏まれても、殺虫剤をかけられても、家族や仲間が生きるために雨にうたれて風に吹かれても、わずかばかりの餌、土の中の保冷庫へせっせと運び続けています。議員バッチの偉い人は、「先生」と呼ばれ続けるために、めげることなく満腹に税金を食べ続けています。
見習いましょう。バイタリティを、前向きの生き方を…。
でも究極は、焚火さんです。彼らは人に切り倒されても焼かれても、全身でやさしい光、暖かい炎、白い灰になるまで僕らにプレゼントしてくれます。白い煙になってさえも天をめざします。「下を向くな。悪いのは人のせいにするな。コラッ、いつも上を見ろ」って言っているみたいです。
僕たちも落ち込んでいないで、焚火さんに会いにいきましょう、アウトドアへ。ブルーとオレンジの炎、白い煙に託してきっと「がんばれ」と言ってくれますよ。
PS:ファミリーの最近のキャンプは、2匹の犬を存分に走らせる、そんなスポットになってきました。野っぱらを思いきり走る愛犬の姿は、焚火さんと同様、私たちに元気をくれます。次回は犬のお話です。
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