• Custom Pro White

vol.008 夜と、たき火と、音楽と

私事になりますが、30年ほど前、就職し、初めて買った一枚のLPレコード。


C.C.R(クリーデンス、クリア、ウォーターリバイバル)の“Willy&the poor boys”(ウィリーと貧しい少年達のコンサート) ジャケットの写真には、メンバーの一人がサイドギター、あとの3人はたらいに弦を張ったベース、洗濯板のドラム、メロディをひくのはブルースハープ(アメリカのハーモニカ)。これがかっこいい。何十年たっても頭から離れない。「夕暮時、町の隅っこではじまるよ、いつものコンサートが…」そんな出だしの曲。


それ以来、いつかやってやるぞ、そんな密かな決心を心に、でも今やもう50おじさん。家族ができた時、「そうだ、ファミリーでキャンプにでかけた時にこれをやろう」なんとかして健一と貧しいファミリーのコンサート、たき火のそばで…そんなもくろみ。息子はドラム、キーボード、カミさんはギター、さてさて私はというと、何もできない。トホホ…。一番かっこいいハーモニカでも練習するか、と思いつつ、いつのまにか計画だおれ。


それに私は音楽の世界でもまったくのマイペース。人と合わせるのは大の苦手。それでもう一度考え直し、たき火のそばで一人でやれる楽器、山や海でさっそうと弾ける楽器、そう考えて始めたのがトランペット。もう今5年目。ほぼ毎日欠かさず練習しています。


だけどですねぇ、譜面よむのがまた苦手。練習は同じ曲ばかりもう軽く1000回以上。それとですねぇ、違う曲に挑戦するともう前の曲は忘れてる。譜面にドレミを書いて「さあ、できたぞ」と思ったら、たき火の頃はもう真っ暗で譜面も見えない。こりゃ、暗記するしかないなぁと、やっとこさ暗記した曲が、ただ今4曲のみ。ところがところが…。


ほたるの光………これはお別れのイメージ。 夜明けの歌………夜明けの歌じゃ夜更けには似合わない。 サントワマミー………これまた失恋の歌 それで最後の一曲は、夜のストレンジャー。今の所この一曲のみなのでした。


毎日、工場の壁に向かって、「夜空、たき火、ミュージック」のイメージでただひたすら。家族からは「また今日もやるの?」と半分あきれられ、信じられないと思われるけど、私は楽しんでいます。


ちなみに私の独断ですが、フィールドのたき火の一番ピッタリの楽器はやっぱりハーモニカ。ポケットから引っ張り出して、たき火のそばで、思い出のグリーングラスなんか吹いたら………。


“おー、かっこいい。”


あなたも今年は挑戦してみませんか。アウトドアミュージシャン。

0回の閲覧

最新記事

すべて表示

vol.053 寅さんに会おうと決めた

カーバイトを燃やしたアセチレンガスの匂い、バナナの叩き売りをやっているオジさんたちが、ねじりハチマキをきりりと引き締める。「さぁさぁ寄ってらっしゃい、見てらっしゃい。そのオア兄さん、粋なねぇさんも寄ってきな。不老長寿、精力増強の万能食品、新鮮なバナナの大安売り ! 一本食べれば、オタクの母ちゃんが20歳若く見え、朝のカラスが鳴くまで寝かせネェよってほど精のつく食いもんだ。 ほらそこのおじいちゃん、

vol.052 水辺の生き物たちから学ぶ

今年の夏は、「暑い!」、「熱い!」 と呻いているうちに終わりました。私は暑さを避けるため、毎朝4時半に起きて、昼までに1日分の仕事を終え、最も暑さが厳しくなる午後はこまめに水分を補給して、疲れたら休む。 そんなふうにしてなんとか乗り切りました。 それでも、人間は文明の利器が使えるから、まだ自然界の生き物よりは楽かもしれません。 私たち人間は、夏はエアコン、扇風機で涼を取り、冬は電気やガスの暖房に

vol.051 気分はいつまでもフィールドのガキ大将

6月のはじめ、名古屋からの来客N氏を空港まで迎えにゆきました。それから次の日の朝まで、N氏と充実した会話が続きました。 N氏。 当社のキャンピングカーをご注文いただいた中野さんのことです。 インターネットが浸透したこの情報化社会。 メールだけでも十分にコミュニケーションが取れる時代にもかかわらず、わざわざ飛行機を使い、泊まりがけで、“遊びの商品” を見に来るなんて、そんな例はあまりありませんよ。

〒859-3806

長崎県東彼杵郡東彼杵町三根郷1031

Tel. 090-2859-2253

Copyright © CUSTOM PRO WHITE All Rights Reserved.